自動車用ガラス加工
三重硝子工業の工場では、1枚の板ガラスから、フロントガラス、リアガラス、サイドガラスといった
さまざまな用途に合わせた高性能の自動車用ガラスを製造しています。

合わせガラス


主にフロントガラスとして採用されている安全ガラスです。
2枚のガラスを特殊な樹脂膜で接着してあります。
衝突時の乗員のダメージの軽減、車外放出の防止、ガラス飛散の防止等、
安全性に優れたガラスです。構造は2枚のガラスに中間膜を挟み加熱、加圧により接着した3層構造ガラスです。
製造工程

ガラス2枚を1組にして炉で加熱し、曲げ金型により所定の形状に曲げます。次に曲がった2枚のガラスの間に中間膜を挟んで貼り合わせ、オートクレーブ(高温高圧容器)の中で接着処理し、合わせガラスとなります。その後検査工程を経て製品となります。
強化ガラス


通常のガラスの3〜5倍の曲げ強度があり、割れると細粒状に破砕することで大きな受傷を防ぎます。
この強化ガラスはガラス板を加熱・急冷することにより得られます。
製造工程

ガラスを加熱し、曲げ金型により所定の形状に曲げます。この曲ったガラスに空気を吹き付け、急冷することによって強化し、製品となります。
撥水ガラス


ガラス表面に、独自技術で開発した材料をコーティングすることにより、
雨滴除去に優れた効果を発揮し、クリアな視界を確保します。
さらに泥などの汚れがつきにくく、雪、氷にも優れた払拭性を発揮します。
通常ドアガラス(左)では、ガラス上の水膜によって、サイドミラーの像が歪んでいるのに対し、
撥水ドアガラス(右)では、クリアな像が確保できます。
SUV ( スーパーUV ) +
IR ( 赤外線 )
カットガラス


肌にとって有害な、また車の内装材の劣化に繋がる紫外線をカットし、
さらに陽射しに含まれる赤外線もカットし、熱さを和らげ快適性をより高めるガラスです。
車内の温度上昇を抑えるため、エアコン負荷を軽減できます。